肌や髪のトラブルは、心身の大きなトラブルに至る前のサインです。
東洋医学では「未病」といわれるこのゾーン、
美容の領域と医療の領域をまたぐ、「病気」の前の状態になります。
よって、保険治療内の範囲では解決策がなかなかみいだせないことも。。。
かといって、毎回自費診療というのも。。。
最近このゾーンの間で悩まれ、お困りの女性が増えています。
みなさん、こんにちは。
トータルバランス美容プランナーの小原 木聖です。
コロナ禍のまっただかの今年は、
予想されていたとおり、肌や髪トラブルに悩む女性が増えています。
心身の不調が現れる前のサインの状態、
抜け毛、白髪の急増、細毛、敏感肌、
そこからさらに(円形)脱毛症、湿疹がおさまらない肌、鼻炎、ぜんそくなどのアレルギー悪化など、
それらが自分の身に起きてしまい、しかもなかなか回復しないと不安がさらに募ってしまいますよね。
そこに、もうひとつ、加齢による女性ホルモンの減少が加わってきますと、
髪や肌だけではなく、骨、筋肉、メンタルの安定、自律神経のバランスなど、
女性の身体のほぼすべてに影響を与えてしまいます。
美容の範囲で行えることは、
元気なお肌(バリア膜の正常化)つくり、より低刺激な薬剤の選定による美容施術(カラーやパーマ)、
アロマやハーブなどの植物のエキスの力をかりたケア(シャンプー、頭皮洗浄、トリートメントマッサージなどでのリラクゼーション)による自己治癒力、免疫力UPの後押しとなります。
その範囲を超えてしまったトラブルはお医者さまとの連携が必要になりますが、
上記に述べた女性の身体のつくり上、
複数の箇所に問題がまたがり、
自分にあった先生と出会えなくて困っている方が増えてます。
自費診療であれば、
トータルで相談にのっていただけるような先生とお話することもできますし、
(女性ホルモン問題については、私は対馬ルリ子先生を師事しています)
現在はオンライン診療を用いることも出来るので、住まいが地方であってもハードルは下がってきていると思います。
また、詳しく相談にのっていただける漢方薬局さんも各地に増えてきています。
しかし、自費診療や保険適応にならない漢方の服用が長引いてくると、
経済的な負担が大きく、途中であきらめてしまう方も少なくないと思います。
また、いくら良い先生に出会えても、ご自身が解決のために必要な質問を適切にできて、
対話が成立する関係にならなければ、問題解決が遠のいてしまう場合もありますね。
う~ん、どうしたら良いものか?
お客様と話をしていて、私自身が模索を続けてしまうテーマになりつつあるこの頃でした。
実際、私自身も15年程まえにアレルギーによる体調不良の経験がありますし、
美容師、上級エステティシャン、認定心理士に関わり、多々学ばせていただいているので、
おおまかな解決方法案が頭に浮かんでいることもないわけではありません。
しかし、私はお医者さまではありません。
また、お客様の日常をすべてわかっているわけではありません。
やはり、代わりに解決してあげられることは出来ないのです。
そのようなことから、
私自身が目の前の困っているお客様たちの力になりきれていないと感じ、
モヤモヤすることも多かったのですが、ふと、
「お客様自身が、解決方法に対する質問力をあげるサポートをすることは出来る!」
と思い立ちました。
そういったわけで、最近は、従来の美容業務に加えて、
私の持っているいろいろな知識、経験をお話し、時には資料もたくさん用意して、
お客様と一緒に「するべき質問を考える」業務にも力を入れています。
また、この業務により、
100年ライフといわれる今、
女性ホルモンが枯渇してしまう人生の半分をどう快適に充実して生きるのか?
自分にあった方法(ホルモン補充療法、漢方、サプリメント、食事、他…etc?)をどう見つけていくのか、
自分と向き合うきっかけになれるのでは、と考えています。
用いるカラーリングの種類の問題も同様です。
そもそもいつまでグレイヘア用のカラーリングを続けるのか?
辞める場合はその後どんなイメージを意識していくのか?
そのような相談を一緒にしながらサポートもしてくれる美容師やケアリストはそばにいるのか?
―他にもいろいろあると思いますが、
誰と出会って、誰とチームを組んで、そして信頼関係を築いていくのか、
コミュニケーション力、たくさんの情報を活かせる力など、
私は、女性の幸せな生き方にはこの記事で書いてきた力、
名付けて「美容リテラシー力」は切り離せないものだと考えています。
私に出来ることはかぎられていて、
微力でしかありませんが、
精一杯、目の前にいらっしゃるお客様に対応させていただきたいと思います。
そして、その精神を大切に出来るチームあんくであれるよう、
あんくの代表としても、
スタッフサポートにも同様の姿勢(自分で考えて創り上げる力を育成)でありたいと思っております。
私自身も、美容リテラシー力を上げるための努力を、
ワクワク、ウキウキ、楽しく、
毎日一歩一歩積み上げていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^^*)