
日本語教師の世界
Japanese Teacher for foreigners
| ファイル1 「ずいぶん」「だいぶ」「かなり」「ほとんど」はどう違うの? 「ほとんど同じだよっ」なんて、いい加減な回答じゃあいけません(笑) 何がどう違い、どう使い分けたらよいのかをわかりやすく説明しなくちゃ〜なのです。 まずは、それぞれの意味からいってみよしょう。 ずいぶん ★+な ふつうよりひどい様子。「〜な男だな。」 特に相手のひどい態度を責めるような場合によく用いるが、それほど深刻なひびきはない。 ★+と (思っていた以上に)はなはだしい様子。「今日はずいぶんと寒いね。」 だいぶ ★大部分 全体の中の多くの部分 ★大分 非常にというほどではないが、少しとはとてもいえない程度である様子。 「仕事がまだだいぶ残っている。」 かなり ★+の ふつうの程度をだいぶ超えている様子。 「その車はかなりのスピードで街中を走り続けた。」 ほとんど ★100%ではないが、それに近い程度である様子。 「実現はほとんど不可能だ。」 ★すべてといっていい程、全体の多くを占めている様子。 「社内の人間はほとんど結婚している。」 ★(打ち消しの語をともなって)ほとんど・・・ない まったくないわけではないが、きわめてまれである様子。 大変量が少ない。あるいは頻度が低い。 「家族そろって食事をとることがほとんどない。」 ★【ほとんど・・・だ。】【ほとんどVるところだった。】【ほとんど ”動詞の連用形”かけた。】 「子どもの頃、チフスでほとんど死掛けたことがある。」 →もう少しというところで、そうなるところだったが、実際にはならなかったという意味。 さて、これをどう明確に教えようか、悩むところです。 まず、「ずいぶん」には少しマイナスの意味が入っていることを取り出してみました。 なので、学習者の母国でこちらのニュースを聞いて(札幌の予想気温)、 実際来てみると思っていた以上に寒い事を場面シラバスで説明。 続いて、「だいぶ」には最初に100%の量が決まっているものを提示してみました。 「宿題は終わりましたか?」「いいえ、だいぶ残っています。」 「かなり」は道路標識を見せて、制限速度が80kmのところを大幅に オーバーしている様子を見せました。しかし、これはプラスの意味にも 使える点に注意。 「ほとんど」についてはこの4つの中で一番量が多い事、文脈の制限がゆるいこと、 このあたりを指摘してみました。 う〜ん、この質問は微妙感が強かったな〜と思いましたが、こういう微妙な事って 一番ききたいところですよね。 良いアドバイスをお持ちの方、ぜひぜひ、教えてくださいませ。 |